訪問記帳サービス

～記帳代行と自計化の「良いところ取り」～

１．記帳代行と自計化のメリット・デメリット

中小企業の日々の会計業務を会計事務所側で行うのか（記帳代行）、法人様で処理するか（自計化）という点については、税理士事務所によって方針が二極化します。

当事務所は、記帳代行の方をお勧めしております。中小企業の記帳は、経理スタッフを雇う必要がある程の処理量がない事が多く、どうしても社長様が空いた時間で自ら会計入力をするスタイルが多くなります。しかし、当事務所は、社長様の大切なお時間を収益貢献に結びつかない経理業務に裂くのは得策ではないと考えています。処理自体は、会計ソフトが助けてくれるとはいえ、ある程度の簿記の知識も習得する時間を考えると、ここは、処理の全てを専門家である税理士事務所に外注する方が合理的です。

ただし、この記帳代行にも弱点があります。記帳代行は、領収書・請求書等の全てを１～２か月分まとめて、税理士事務所へ郵送し、会計事務所側で処理した結果を試算表という形で翌月に持参し報告するといった形式が一般的です。結果、毎月の利益の報告が1～２ヶ月位遅れになり、タイムリーな数値を確認することが出来なくなります。

この点においては、自計化の方にメリットがあるのは確かです。特に伸び盛りの法人様の場合には、意思決定に支障が出てしまうことも考えられます。

そこで、当事務所が、社長様の負担を減らしつつ、最新の数値をタイムリーにお届けできるよう、考えぬいた揚句に誕生したのが、「訪問記帳サービス」です。

２．訪問記帳　サービス概要

訪問記帳サービスは、以下の流れで行います。

①まず、比較的時間のある月初に前月分の通帳の写し・納品書・請求書・領収書・給与明細等の書類を全て揃えておいていただきます。

②3営業日以内に当事務所のスタッフが御社を訪問し、①の資料から、1か月分を一気に会計入力し、試算表まで完成させます。

③このタイミングで、所長税理士が訪問します。（契約によっては隔月。）完成した試算表を元に財務状態や経営についての打ち合わせを行います。

３．訪問記帳サービスのメリット

①月初に訪問し会計入力を実施することで、前月分の経営成績・財務状態がすぐに把握できます。（自計化と同様のメリット）

②社長様が、記帳に時間を割く必要がなくなり、本業に専念できます。（記帳代行と同様のメリット）

４．料金について

料金表（領収書丸投げ）に、毎月以下の料金を加算します。（標準的な金額であり、処理量によって増減します。決算料は変動しません。）

２．③の税理士訪問が毎月の場合　　　　　　20,000　／月　（単位：円　税抜）

２．③の税理士訪問が２ヶ月に１度の場合　　10,000　／月　（単位：円　税抜）

※本サービスには、当事務所と顧問契約が必要です。

本サービスは、当事務所から誕生した渾身の新サービスです。サービス開始から日が浅いにも関わらず、早速ご好評いただいております。決して期待を裏切らないものと自負しております。ただし、月初の訪問という制約があるため、こちらの人員との関係で受けられる件数には限りがございますので、その点ご了承ください。（残り3社様）